1952年2月11日午前0時20分頃、ナショナル航空(パンアメリカン航空の前身)101便DC-6(N90891)がアメリカ・ニュージャージー州のニューアーク空港を離陸直後にニュージャージー州エリザベスに墜落した。
この事故で乗員4名、乗客59名、計63名のうち乗員3名、乗客26名、計29名と地上の4名の合計33名が死亡した。
事故機は、午前0時19分に空港を離陸、直後に第3エンジンと第4エンジンが不調となった。パイロットは直ちに管制塔にエンジンの故障と空港に引き返すことを報告した。事故機は、離陸時の高出力のまま第3エンジンのプロペラがリバースし、加えて第4エンジンのプロペラがフェザーとなったことにより高度を失い、最後は低高度で右に傾きアパートに激突した。回復の努力が実を結ぶにはあまりに高度が低すぎた。
事故機は1947年に製造された。