1951年12月29日午後10時25分、アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグから同国ニューヨーク州バッファロに向かっていたコンチネンタル・チャーターのカーチスC-46A-50-CU(N3944C)が、ニューヨーク州サラマンカの丘の上の森に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客36名、計40名のうち乗員3名、乗客23名、計26名が死亡した。
パイロットは本来計器飛行方式によるべきところを有視界飛行方式による直行ルートのフライトプランを作成した。事故機は、ピッツバーグ到着時に5時間40分の遅れを出しており、設定した経路の天候が非常に悪いことを知りながら、遅れを取り戻そうとして無謀な飛行計画を立案したものと見られている。パイロットは地上物標を参照するため、低高度での飛行中に墜落した。しかし、墜落現場のリトルバレー近くの丘は、バッファロへの直行ルートから15マイルも外れていた。
事故機は1944年に製造された。
◎関連文献(刊行年順) |
著者名 | 書 名 | 出版社 | 刊行年 | 頁 数 |
デビィッド・ビーティ | 「機長の真実」 | 講談社 | 2002年 | 284頁〜285頁 |