事故詳細

(事故No,19500831a)

 1950年8月31日午前2時頃、インド・ボンベイ発エジプト・カイロ経由イタリア・ローマ経由アメリカ・ニューヨーク行きのトランスワールド航空903便ロッキード749Aコンステレーション(N6004C)が、カイロ・ファラオ空港を離陸して約20分後カイロの北西約105Kmの砂漠に墜落した。
 この事故で乗員7名、乗客48名、計55名全員が死亡した。
 事故機はエンジントラブルのため火災を起こし、同空港に引き返す途中に不時着を試みていた。第3エンジン内の潤滑油が詰まって不足したために、ベアリングの破壊が起こり、これをきっかけにエンジン構造部が次々と破壊され、遂にはオイルラインが切断され火災となった。事故後、同機種においては、潤滑油の交換頻度を上げる、潤滑油フィルターの改良などの改善策が採られた。


(C)2000-2001 外山智士
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