2007年4月3日午後4時7分頃、羽田発福岡行き日本航空インターナショナル329便ボーイング777-200が、大阪国際空港の北約40kmの上空高度約28000ftを飛行中に第2エンジンのオーバーヒートを示す警告灯が点灯し、同エンジンを停止したうえで、福岡空港に午後5時8分に緊急着陸した。
乗員10名、乗客249名、計259名は全員無事であった。
同機は午後3時26分に羽田空港を離陸し、福岡空港に向かっていた。
警告灯は燃焼室と周囲を覆う金属性カバーとの間で高温を感知したことを示すものであったが、着陸後の点検ではエンジンに異常は見られず、エンジン温度を感知するセンサーの電線接続部分に水の付着があったことから、これが原因となり温度が上昇したとの誤表示が生じたとみられる。
福岡空港消防本部ではポンプ車など消防車5台を待機させ、不測の事態に備えた。
福岡空港では本件の影響で発着便7便に遅れが出た。また、折り返し便の福岡発羽田行き336便が機材繰りの関係で欠航となった。
日本航空では本件の発生を受けて、同日付で同社ウェブサイト上にお詫びの掲載を行なった。