2007年2月17日午前11時55分頃、花巻発大阪(関西)行き日本航空インターナショナル2620便MD-90-30が、香川県さぬき市上空を着陸進入中に後部貨物室内で火災が発生したことを示す操縦室の火災警報が点灯した。同機は午後0時10分頃に関西国際空港に緊急着陸した。
乗員乗客計79名は全員無事であった。
火災警報は着陸進入中の正午頃には停止した。着陸後の点検では火災が発生した形跡は確認できなかった。調査の結果、主翼などの防氷装置にエンジンの温風を送るための抽気系統のダクトのパイプの継ぎ目が外れ、漏れた空気により飛散した埃を煙感知器が検知して作動したものと考えられた。
同機は着陸後誘導路上で停止し、乗客は避難した。機体を駐機場まで移動するまでの間、滑走路は約45分間にわたり閉鎖され、出発便3便が欠航し、22便の発着に最大で1時間30分の遅れが出た。