事例詳細

(事例No,20061119ji2)

 2006年11月19日午後4時55分頃、神戸発羽田行き日本航空インターナショナル1348便ボーイング777が、兵庫県伊丹市上空約9400mを飛行中に乱気流に遭遇した。同機は運航を継続し、午後5時54分羽田空港に着陸した。
 乗員乗客計395名のうち、客室乗務員1名、乗客1名、計2名が顔や頭に軽傷を負った。
 負傷者は救急車で病院に搬送された。
 同機は午後4時46分頃に神戸空港を離陸した。同機は高度約10000mに到達し、ベルト着用サインが消えた後に乱気流に遭遇した。負傷者は天井や荷物入れで顔や頭を打ちつけ、眼鏡で顔を切るなどした。機長の報告によると気象レーダーでは見えない薄い雲の中を飛行していたという。
 着陸後の点検では機体に損傷等は見られなかった。神戸発着便で負傷者が出たのは本件が始めてであった。


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