事例詳細

(事例No,20061110ji)

 2006年11月10日午後2時10分頃、帯広発名古屋行き日本航空4304便(運航はジェイエア)ボンバルディアCRJ-200(CL-600-2B19型)が県営名古屋空港へ着陸進入中に、離陸待機中であった名古屋発調布行きのビーチクラフトA36(JA4159)(個人所有)の滑走路進入により、着陸復行した。
 ボンバルディア機の乗員乗客計42名、ビーチクラフト機の乗員2名共に全員無事であった。
 ビーチクラフト機は滑走路34の手前のW4誘導路上で待機するように命じた管制官の指示に応答したが、停止線で止まらずに滑走路に進入した。このときボンバルディア機は滑走路の手前約6kmに接近しており、管制官は衝突回避のため着陸復行を命じた。ボンバルディア機はビーチクラフト機が離陸後、定刻の約15分遅れで無事県営名古屋空港に着陸した。
 国土交通省はビーチクラフト機に管制指示違反があったとして本件を重大インシデントに指定した。


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