事例詳細

(事例No,20060808ji)

 2006年8月8日午後0時30分頃、与論発沖永良部行き日本エアコミューターサーブ340Bが、与論空港の滑走路上で離陸滑走の待機中に突然機体中央部左側の緊急脱出用ドア(縦約90cm、横約50cm)が外れ、客室内に倒れた。同機は離陸を中止し、同便は欠航した。
 乗員乗客計9名は全員無事であった。
 乗客によると、通路に扉が落ちたが機内に大きな混乱はなかったという。
 緊急脱出用のドアは緊急時に内側にあるレバーでロックを解除して開閉するが、通常は脱落することはない。
 出発前の目視点検では機体に異常はなかった。同機は奄美空港にフェリーされ整備点検された。
 本件の影響で、奄美−喜界線、奄美−徳之島線の計5便が欠航し、計126名に影響が出た。


(C)2006 外山智士
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