事例詳細

(事例No,20060408ji)

 2006年4月8日午後1時頃、北京発成田行き日本航空インターナショナル780便ボーイング767-300が、成田国際空港の駐機場に到着し、乗客の降機中に右側後部ドアの脱出用シューターが展開した。
 乗員12名、乗客158名、計170名は全員無事であった。
 乗客は前方左側のドアから降機しており、乗客の降機には影響はなかった。
 脱出用シューターは、各ドアを担当する客室乗務員が、離陸前にドアを開けると自動的に展開するように設定し、着陸後にこの設定を解除することになっている。右側後部ドアを担当していた訓練乗務中の客室乗務員が設定を解除しようとして誤ってドアを開ける操作をし、脱出用シューターが展開した。
 脱出用シューターの付け替え作業のため、この機材を使用するクアラルンプール行き日本航空インターナショナル723便に約35分の遅れが出た。


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