2006年3月22日午後0時20分過ぎ、中部発鹿児島行き全日空353便ボーイング737(運航はエアーニッポン)が、鹿児島空港に着陸直後、油圧系統の故障により、誘導路上で自走出来なくなった。同機は牽引を受けて約25分後に駐機場に到着した。
乗員乗客77名は全員無事であった。
到着後の点検により、3系統ある油圧系統のうちステアリングを担う1系統の配管が、右側主脚の油圧装置付近で破損して作動油が漏出し、自走不能となったことが判明した。また、誘導路上では作動油の流出が確認された。
本件の発生により、国土交通省鹿児島空港事務所は滑走路を約12分間閉鎖し、出発便5便、到着便4便に最大で10分程度の遅れが出た。