2006年3月3日午後6時40分頃、羽田発松山行き全日空595便ボーイング767-300が、着陸後の点検中に左主脚のタイヤ1本にボルト1個(直径約5mm、長さ20mm)が刺さっているのを整備士が発見した。
乗員乗客は全員無事であった。
同機は午後6時35分頃松山空港に着陸したが、着陸時も特に異常はなく、羽田空港での出発前点検でも異常はなかった。ボルトがいつ刺さったかは不明である。
同社の通報により、松山空港事務所が滑走路を点検したところ、午後7時5分頃、滑走路標識(センターラインの白線)の塗料が約30mにわたってはがれて、破片が散乱しているのが確認されたため、同空港事務所は安全に離着陸が行えないと判断し、滑走路を午後7時20分から午後8時45分まで1時間25分にわたって閉鎖し、点検、整備した。
本件の影響で、出発便4便、到着便4便が欠航し、到着便3便が目的地を変更し、4便に遅れが出た。