2006年1月14日午前8時45分頃、宮崎発大阪(伊丹)行き全日本空輸502便ボーイング767-300が、和歌山県日ノ御碕沖高度約4000mを降下中に、油圧系統の計器が異常を示した。同機は午前9時頃、大阪国際空港に緊急着陸した。
乗員乗客155名は全員無事であった。
着陸後の点検では、油圧系統に故障はなく、速度計などに不具合が発見されたことから、計器の誤作動が原因と見られる。
同機は午前8時10分に宮崎空港を離陸した。トラブル発生当時は自動操縦で飛行しており、正確に飛行出来なくなった。このため運航乗務員は、自動操縦が不能になった旨、関西国際空港管制塔に報告し、手動操縦に切り替えた。手動操縦に切り替えた後は正常な操縦が可能となり、着陸に支障はなかった。