事例詳細

(事例No,20051222ji)

 2005年12月22日午前8時11分頃、高知発羽田行き日本航空ジャパン(日本航空インターナショナルの前身)1480便MD-90(JA8062)が、高知空港の誘導路を滑走路に向けて走行中に前輪が誘導路を逸脱し芝生の上で停止し、立ち往生した。
 運航乗務員2名、客室乗務員4名、乗客87名、計93名は全員無事であった。
 本件発生当時、機長がステアリングの操作をしていた。機長は、同日行われた社内の事情聴取で、路面が滑りやすいことは当然認識していたので、ゆっくりめの地上走行を心がけたこと、カーブの手前で早めにブレーキをかけたが、スリップして減速できずに誘導路を逸脱したことなどを述べた。
 事故当時の滑走路の路面の状態はPoor(6段階中下から2番目)で、誘導路も一部凍結していたものと見られる。
 本件の影響で同空港の滑走路が午前8時26分から午前10時14分まで閉鎖された。
 本件の発生に伴い、同社ウェブサイトには同日付でお詫びが掲載された。


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