2005年12月9日午前11時7分、大阪(伊丹)発新千歳行き日本航空インターナショナル2003便ボーイング767-300が、新千歳空港で着陸後の地上走行の際、積雪で閉鎖中の誘導路に進入して動けなくなった。
乗員乗客計139名は全員無事であった。
同機は誘導路に進入後に閉鎖中の誘導路であることに気付き、直ちに停止したが、身動きがとれなくなったため、約50分後に牽引車に牽引されて滑走路に戻り、自力走行で駐機場に向かった。機体に損傷は見られなかった。
本件の影響で、新千歳空港の滑走路が正午過ぎまでの約45分間閉鎖された。
同空港の管制を担当している航空自衛隊千歳管制隊の管制官が、閉鎖中の誘導路への進入を許可したことが原因であった。航空自衛隊によると、管制官は誘導路の閉鎖は認識していたが、誤って進入を許可した。その後すぐに許可を訂正したが、同機にうまく伝わらなかったという。