2005年7月4日午前10時55分頃、新千歳発アメリカ・アラスカ州アンカレッジ行きカリタ・エアー(本社:アメリカ)ボーイング747-200貨物機(N714CK)が、離陸直後新千歳空港の南東約20km上空を高度約900mを飛行中に第3エンジンの火災を示す計器表示が出たため、第3エンジンを停止して消火剤を使用した後、午前10時56分頃新千歳空港に緊急着陸を要請し、太平洋上に燃料を投棄して重量を軽くした後、午後0時9分、緊急着陸した。
乗員6名は全員無事であった。
着陸後の点検で第3エンジンのカバーなどに黒いすすが付着し歪みが生じ、内部の配線も損傷するなどに熱による損傷が確認された。
同機は午前10時51分頃、新千歳空港を離陸した。
国土交通省は本件を重大インシデントに指定した。