2005年6月29日午前7時50分頃、福岡発小松行き全日空(運航はエアーニッポン)316便ボーイング737-500が、離陸4〜5分後、大分県北部上空、高度約3400mを飛行中に右エンジンの排出ガス温度の上昇を示す警告灯が点灯したため、福岡空港に引き返し、午前8時20分頃着陸した。
乗員5名、乗客23名、計28名は全員無事であった。
排出ガス温度センサーの値が基準値の上限を1度上回る931度となったため、警告灯が点灯した。その後も上限をはさんで上下する状態となったため、午前8時5分に機長が引き返すことを判断し、福岡航空交通管制部に連絡した。
この影響で、同便は運航を中止し、折り返し便も欠航となった。乗客は次の便に乗り換え、2時間30分遅れで小松空港に到着した。