事例詳細

(事例No,20050620ji)

 2005年6月20日午後2時10分頃、大阪(伊丹)発高知行き全日空(運航はエアーニッポンネットワーク)1615便ボンバルディアDHC-8-402が、大阪府堺市上空を飛行中に自動操縦装置が故障したため大阪国際空港に引き返し、午後2時25分頃着陸した。
 乗員4名、乗客31名、計35名は全員無事であった。
 同機は午後2時4分に大阪国際空港を離陸し、自動操縦装置に切り替えようとしたところ作動しなかった。
 この影響で同便は運航を中止し、折り返し便が欠航となった。乗客は午後3時の後続便で高知に再度出発した。
 エアーニッポンネットワークの大阪−高知便では、同月17日に同型機が飛行中に客室内に煙が充満し緊急着陸するトラブルが発生したばかりであったことから、翌21日、高知県は、全日空に安全運航の確保と説明を求める申し入れを行った。同月28日、全日空のネットワーク戦略部長とエアーニッポンネットワークの社長が、高知県庁の企画振興部長らを訪問し、安全対策に関する説明と謝罪を行った。


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