事例詳細

(事例No,20050531ji)

 2005年5月31日午前8時15分頃、中部発台湾・台北行き日本アジア航空283便ボーイング767-300が、中部国際空港12番スポットで出発準備中に、貨物の積載作業中のハイリフトローダー車のリフトが突然上昇して機体右側下部の貨物ドアに衝突した。
 乗客は搭乗前で地上作業員らにも怪我はなかった。
 衝突により機体の2箇所にへこみが出来た。また、午前8時50分頃には、貨物を包装していたビニールに貨物ドア内部のライトがあたり出火したが、すぐに消火器で消火された。
 同機は午前10時10分発の予定で出発準備中であった。本件発生当時、作業員は車を止めて機内で作業中で、突然リフトが上昇し、機体の貨物扉に衝突した。リフトの異常に気づいた作業員が緊急停止ボタンを押したが止まらなかった。
 日本航空ではマニラ便に予定していた機体を代わりに投入し、マニラ便を運休にした。


(C)2005 外山智士
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