2005年5月15日午後6時30分頃、成田発タイ・バンコク行き全日空915便ボーイング767が、出発準備中に機外の作業員がL1ドアを閉めようとした際に、突然脱出用スライドが客室内で膨らんだ。
乗員10名、乗客205名、計215名のうち、客室乗務員1名が右足を打撲し軽傷を負った。
負傷した乗務員はドアのそばでドアクローズの作業中で、膨らんだスライドに弾き飛ばされた。
乗客は代替機に乗り換えて定刻から3時間23分遅れで出発した。
全日空では、ボーイング社から脱出用スライドに不具合がある可能性について連絡を受けており、点検を行う準備を進めていた。