2005年5月2日午後5時30分頃、成田国際空港で整備作業中の日本航空インターナショナルのボーイング747の左主翼付根付近から、前縁フラップの隙間を埋めるラバーシール(ゴム製、長さ約50cm、幅約1.5cm)が脱落しているのが発見された。
同機は、同日午前10時10分頃成田空港に到着した中部発成田行き日本航空インターナショナル54便に使用されており、飛行中に脱落したものと見られるが、脱落しても運航に支障がある部品ではなかった。駐機時には主翼内部に格納される部分の部品のため、着陸後の点検では発見できず(詳細な整備が控えているため着陸後点検を行わなかったとの報道もある)、脱落の発見が遅れた。同便の運航には支障はなく、乗員乗客247名も全員無事であった。脱落の発見まで時間が経過していたため滑走路点検は行われなかった。