事例詳細

(事例No,20050501ji)

 2005年5月1日午前8時40分頃、福岡発宮崎行き日本航空ジャパン(日本航空インターナショナルの前身)3623便MD-81が、宮崎空港の北約90kmの上空高度約5000mを飛行中に右主翼端後部に被雷した。被雷後も同機に大きな異常は見られず、そのまま定刻どおり午前9時頃、宮崎空港に着陸した。
 乗員乗客計32名は全員無事であった。
 着陸後の点検では、主翼表面の強化プラスチックが約25cmにわたってはがれ、一部のリベットが浮き上がっていたのが発見された。
 宮崎県では、同日朝から大気が不安定で県北部に雷注意報が発令されており、本件発生当時の天候は雷を伴った降雨であった。
 同機は、着陸後詳細な点検にまわされたため、同機を使用予定の宮崎発福岡行き1便が欠航となり、乗客63名が他社便に振り替えられた。


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