2005年4月22日午後7時15分頃、中国・北京発成田行き中国東方航空271便エアバスA320が、着陸の際に主脚のタイヤ4本がパンクし、B滑走路上で自力走行不可能となった。
乗員11名、乗客62名、計73名は全員無事であった。
タイヤを交換しなければ機体が動かせないため、成田国際空港会社では終日B滑走路を閉鎖し、A滑走路のみで全発着便の離着陸を行った。乗客はバスでターミナルビルに運ばれ、乗客の降機後タイヤ交換が行われた。同機は、牽引車の牽引により午後11時50分頃に駐機場に到着した。
タイヤのスリップを防止するためにブレーキを自動調整するASBシステムの故障で着陸前か着陸滑走中に車輪が固定されて過熱し、パンクしたものと見られている。
乗客の証言では着陸直後に衝撃と減速ショックを感じ、機体の下から僅かに火が出るのが見えたという。