事例詳細

(事例No,20050414ji)

 2005年4月14日午後5時30分頃、アメリカ・ハワイ州ホノルル発成田行き日本航空インターナショナル73便ボーイング747-300が、着陸後の機体点検で左主翼前縁フラップの付根付近の一部(底辺約1m、高さ約30cmの三角形)が脱落してなくなっているのが発見された。
 同機は午後5時10分頃到着し、乗員乗客428名は降機後であった。
 本件発生の連絡を受けた成田国際空港会社は、午後6時から3分間、同機が着陸した滑走路1本を閉鎖して調べたが、発見出来なかった。離着陸時に何かにあたり欠けたか、飛行中に脱落したものと見られている。
 同社では、同日夜から4月20日にかけて同社が保有するボーイング747-300型35機と-400型44機の全79機の緊急点検を行った。
 日本航空では2005年1月から相次いだトラブルについて2005年3月17日に国土交通省から事業改善命令を受け、この日、国土交通省に改善策を報告したばかりであった。 本件の発生による他の発着便への影響はなかった。


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