2004年10月17日午後1時50分頃、那覇発名古屋行き日本航空インターナショナル3256便ボーイング737-400が、那覇空港の北方約50km地点、沖縄本島北部上空を飛行中に第1エンジンに激しい振動が生じ、約1時間後の午後2時53分に福岡空港に緊急着陸した。
乗員5名、乗客150名、計155名は全員無事であった。
同機は第1エンジンの出力をアイドルにして飛行を継続した。機長は、那覇空港は台風23号の影響で横風が強かったため、引き返すよりも福岡に向かうことを選択した。着陸後の点検でエンジン内のタービンブレードの一部が溶けており、米粒大の金属片も見つかった。エンジン内が異常高温となりタービンブレードが溶け、振動が発生したものと見られている。
同機は福岡空港で運航を打ち切ったため、修学旅行生を中心とした乗客は新幹線で博多駅から名古屋に向かった。同機は日本トランスオーシャン航空の機体を使用して運航されていた。