事例詳細

(事例No,20041013ji)

 2004年10月13日午後7時20分頃、松山発羽田行き日本航空インターナショナル1470便ボーイング767が、羽田空港C滑走路上を着陸滑走中に逆噴射をかけた際に第2エンジンが停止し、同エンジン後方から炎が上がっているのを管制官が目撃した。
 乗員乗客265名は全員無事であった。
 同機は滑走路から誘導路に入り、停止した。東京消防庁の消防車が出動したが、炎は消えており、エンジンに火災の形跡はなかった。同機は約40分後に牽引車で駐機場に運ばれた。本件により滑走路は一時閉鎖された。
 本件に関係して、低速時にエンジンの出力が高いまま逆噴射すると、空気の乱れが生じてエンジンが異常燃焼が発生するとの指摘がある。


(C)2004 外山智士
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