2004年5月30日午前6時55分頃、羽田発広島行き日本航空ジャパン(日本航空インターナショナルの前身)1601便が、自機の航空日誌を他機の航空日誌と誤って搭載したまま離陸し、約1時間後に羽田空港に引き返した。
乗客85名には、怪我等はなかった。
整備士が搭載の誤りに気付いたときには同機は離陸体勢に入っており、無線で連絡したが、安全確保のために一度離陸した後、約1時間後に羽田空港に着陸し、航空日誌を乗せ替えた後、午前8時45分改めて広島に向けて離陸した。同機は午前9時45分頃広島空港に着陸した。
この影響で、折り返し便に約1時間の遅れが出た。
航空日誌は、航空機の運航や整備内容などを記載したもので、操縦室内に搭載することが航空法で義務付けられている。
日本航空広報部は、航空日誌は安全点検する上で欠かせないもので、積み間違えたまま飛行するわけには行かなかったことを述べた上で、整備士と機長の確認不足で、乗客らに多大な迷惑をかけたことを謝罪した。