2004年1月23日午後0時20分頃、韓国・仁川発青森行き大韓航空767便ボーイング737-800が、青森空港に着陸後、誘導路に入ろうとした際に前輪が雪の塊に引っかかって自力走行出来なくなった。乗員8名、乗客119名、計127名は全員無事であった。
当時空港は吹雪で風は西から風速10m、気温は-5.6度、滑走路の一部には凍結も見られ、視程も低かった。
同機は仁川空港を午前9時48分に出発し、青森空港には正午に到着予定であったが吹雪のため20分遅れで着陸した。滑走路脇には滑走路の除雪作業で除雪された雪が高さ約1mにわたって積まれており、視界不良のため誘導路の位置を見誤り約100m手前で右折したために雪に突っ込んだ。パイロットは視界不良を理由に空港当局に誘導車輌を要請していたが、雪に突っ込んだのは車輌の到着前のことであった。
機体は、牽引車により救出され、搭乗口まで牽引された。乗客が降機したのは午後2時30分頃のことであった。着陸後の点検で機体に異常は見られなかった。
青森空港は本件発生後の午後0時47分から滑走路を約2時間半に渡って閉鎖した。この影響で日本エアシステム(日本航空ジャパンの前身)の国内線10便が欠航し、1便が目的地を仙台空港に変更し、約1700名に影響が出た。