事例詳細

(事例No,20031007ji2)

 2003年10月7日午前11時57分(日本時間8日午前3時57分)、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ発成田行き全日空7便ボーイング777-281ER(JA709A)が、サンフランシスコ空港の誘導路上を離陸のため滑走路に向けてタキシング中、出発のためプッシュバック中のサンフランシスコ発大阪(関西)行きユナイテッド航空809便ボーイング777-222ER(N222UA)と互いの右主翼端同士を接触させた。
 全日空機の乗員14名、乗客165名、計179名全員とユナイテッド航空機の乗員乗客全員にけがはなかった。
 全日空7便は約30分後に駐機場に戻り、乗客を降機させ、同便を欠航とした。乗客は当日のユナイテッド航空の便か、翌日の全日空便に振替られた。ユナイテッド航空809便は午後3時31分に代替機で出発した。
 全日空機は機体点検の結果、右主翼端ウイングチップ周辺に損傷が見つかり、修理のため数日間同空港に留め置かれた。ユナイテッド航空機も右主翼端に損傷を受けた。


(C)2004 外山智士
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