事例詳細

(事例No,20030601ji)

 2003年6月1日午前10時頃、羽田発福岡行き全日空245便ボーイング777-200の機内で煙が発生し、異臭がしたため広島空港に緊急着陸した。
 乗員10名、乗客129名、計139名は無事であった。
 同機は午前9時15分に羽田空港を定刻通り離陸した。離陸後、午前9時40分から午前10時過ぎ頃、客室左後方のドア付近のエアコン吹き出し口付近で白煙が漂っているのを客室乗務員が確認したが、すぐに収まったため飛行を継続していたところ、午前10時20分頃コックピット内でも何かが燃えるような異臭がしたため、午前10時22分、広島市北方の上空で緊急着陸を要請し、午前10時26分緊急着陸した。
 広島県三原市消防本部の消防車が配備されたが、機体に異常はなかった。配線類のショートで発煙したか、気圧差で水蒸気が発生した可能性があると見られている。
 乗客はバスでJR広島駅に送られた後、新幹線で福岡に向かった。


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