2002年12月1日午前11時30分頃、成田発韓国・仁川行き日本エアシステム(日本航空インターナショナルの前身)253便エアバスA300B4-622Rとドイツ・ミュンヘン発成田行きルフトハンザ・ドイツ航空714便エアバスA340-300が誘導路上で接触した。
日本エアシステム機の乗員12名、乗客94名、計106名とルフトハンザ航空機の乗員乗客230名は全員無事であった。
事故が起こったのは暫定平行滑走路(B滑走路)南端の誘導路上で、日本エアシステム機は滑走路手前のB7地点で離陸待機をしており、ルフトハンザ機は到着後スポットに向けて誘導路を南下しタキシング中で、ルフトハンザ機が日本エアシステム機の後方を通過した際に接触した。日本エアシステム機は右水平尾翼先端が約10cmにわたり捲れ、ルフトハンザ機は左主翼先端のウイングレットに約50cmの擦過痕が発見された。
成田空港での航空機同士の接触事故は1978年の開港以来本件が初めてであった。