事例詳細

(事例No,20000905ji)

 2000年9月5日現地時間23時40分(日本時間6日午前1時40分)頃、インドネシア・ジャカルタ発成田行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)726便ボーイング747-300が、ジャカルタ国際空港を離陸直後、高度約300mで左翼外側第1エンジンに故障が発生し、同空港に引き返した。この事故でエンジン後部のカバーが落下し、地上の住民1名が手に軽傷を負い、周辺の家屋も損壊したが、乗員乗客377名は無事であった。エンジン内部の破損によりエンジン後部が損傷し、破片は主翼下面を損傷させていた。
 この事故について、インドネシアの航空当局は、修理時に残った微細な傷が元になって低圧タービンの部品が疲労亀裂したのが原因とする調査結果をまとめ、2002年3月に国土交通省に通知した。


(C)2004 外山智士
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