2000年8月29日現地時間午前11時50分(日本時間同日午後0時50分)頃、成田発中国・上海行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)791便ボーイング747-200が、上海浦東国際空港に着陸後、駐機場に向けて誘導路を走行中にスポット208付近の照明灯の支柱に右主翼端を接触させ、翼端約1.7mをエルロンを含め折損した。
この事故で乗員17名、乗客346名、計363名にけがはなかった。
事故発生現場は小型機用の誘導路で、運航乗務員と管制官の間の連絡ミスが原因として指摘されていた。翌年2月16日、中国民間航空庁は事故調査報告書をまとめ、パイロットが管制官の指示に従わなかったとし、訓練を十分行うよう日本航空に対して勧告した。報告書によると事故機は駐機場に入ろうとして、小型機用に引かれてあったラインをセンターラインと間違って通過して接触したという。同空港の駐機方式が最近変更されたことがミスの原因とみられる。