事故詳細

(事故No,20040831ja)

 2004年8月31日午後3時50分頃、札幌発羽田行き日本航空(インターナショナル)1014便ボーイング747-400D(JA8083)が、岩手県花巻市上空を高度約11900mを巡航中に乱気流に遭遇した。
 乗員乗客560名のうち客室乗務員2名が負傷した。
 同機は午後3時23分頃に新千歳空港を離陸し、午後4時38分頃羽田空港に到着した。負傷した客室乗務員2名は、着陸後、都内の病院で手当を受けた。乱気流遭遇時に胸を打っていた1名は右側肋骨を骨折していたことが判明し、もう1名はやけどを負っていた。国土交通省は本件を航空事故に指定した。
 乱気流遭遇時は機内サービス中で、機体が大きく上下に揺れ、飲み物が飛び散るなどしたが、乗客に怪我がなかったため、そのまま運航を続けた。乱気流遭遇前にベルト着用サインは点灯しており、客室乗務員が席に戻る前に揺れが襲った。


(C)2004 外山智士
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