事故詳細

(事故No,20040629ja)

 2004年6月29日午前6時50分頃(日本時間)、ドイツ・フランクフルト発成田行き全日空210便ボーイング747-400(JA8098)が、ロシア・アルハンゲリスク上空高度約10000mを巡航中に軽い乱気流に遭遇した。
 乗員乗客319名のうち、70歳代の女性乗客1名が左脇腹、左腕、右足首を打撲し、左肋骨を骨折した。
 同機は29日午前4時5分(日本時間)、フランクフルトを離陸した。乱気流通過時、ベルトサインはオフで、負傷した乗客はラバトリー内にいた。
 同機はそのまま運航を継続し、同日午後2時46分に成田空港に着陸した。女性乗客は、打撲後着陸まで客室乗務員に付き添われ、到着後は一度帰宅したが、胸部痛を自覚したため、翌日病院で診察を受けたところ肋骨のひびが判明した。
 国土交通省は本件を航空事故に指定した。


(C)2004 外山智士
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