2003年10月22日午後9時57分頃、成田発アメリカ・アラスカ州アンカレッジ行き日本貨物航空62便ボーイング747F(JA8191)が、離陸滑走中、リフトオフの際に機体後部下面を滑走路面に接触させた。
乗員3名は全員無事であった。
事故機は離陸した後、直ちに成田空港に引き返した。国土交通省は本件を航空事故に指定した。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は2004年7月30日に最終報告書を公表し、適正な速度より遅い速度でローテーションを開始したことが事故原因であるとした。遅いローテーション速度が設定された原因としては、FEが、離陸重量を速度算定の根拠とすべきところを誤って零燃料重量を算定根拠にして計算したこと、他の乗務員が遅いローテーション速度に疑問を持たなかったことなどを挙げた。