事故詳細

(事故No,20020927ja)

 2002年9月27日午後8時24分頃、羽田発高知行き全日空569便ボーイング767-300が、着陸進入中に高知空港の南東約10Kmの太平洋上空550mの地点で乱気流に遭遇した。
 この事故で乗員乗客296名のうち乗客1名が重傷を負った。
 重傷を負った74歳の女性乗客は、乱気流遭遇時に座席の肘掛で脇腹を強打して着陸後に脇腹の痛みを訴えた。検査の結果、肋骨骨折で全治6週間と診断された。事故当時はシートベルト着用サインは点灯しており、この乗客もシートベルトを着用していた。
 事故当時、現場付近は風雨が強かった。事故機は乱気流遭遇直後に着陸復行したが、気象状況が悪く、天候が回復するまでホールディングし、事故から約1時間後に高知空港に着陸した。国土交通省は本件を航空事故に指定した。


(C)2004 外山智士
他項目へのリンク(クライアントサイドイメージマップ)