事故詳細

(事故No,19970414ja)

 1997年4月14日午後2時50分頃、フランス・パリ発成田行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)406便ボーイング747-400(JA8076)が、茨城県大子VORTACの南方約50km、高度約15000ft付近で乱気流に遭遇した。
 この事故で乗員19名、乗客270名、計289名のうち乗客1名が重傷を負い、外国人客室乗務員1名、乗客7名、計8名が軽傷を負った。
 運輸省は本件を航空事故に指定した。
 1997年12月17日、運輸省航空事故調査委員会は報告書を発表した。機内では、乱気流遭遇の数分前にはベルトサインはオンになっていたが、負傷者はいずれもシートベルトをしておらず、乱気流の大きな揺れによって宙に浮き、天井や壁に頭や体を打ちつけていた。重傷を負った乗客は、乱気流遭遇当時客室後部のラバトリー内におり、肋骨骨折、全身打撲で全治2ヶ月の重傷を負った。


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