1988年5月30日午前11時38分頃、全日本空輸ボーイング737-281(JA8455)が下地島空港で片発停止時の離陸訓練(エンジン・ファイラリーアフターV1)中、滑走路を左に逸脱し、エプロン上でようやく停止した。事故当時強い横風が吹いていた。
この事故で機体は左主翼から燃料が漏れるなど中破したが、教官、訓練生とも無事であった。
1988年10月28日、事故調査委員会は訓練生の横風に対する操舵が的確ではなかったことが原因である旨の事故調査報告書を公表した。教官の回復操作は左主翼端を地面に接触するまでの時間的余裕がなかったために事故の回避には効果はなかったと推測された。