事故詳細

(事故No,19850528ja)

 1985年5月28日午前11時14分、全日本空輸81便ボーイング747SR-81(JA8156)が那覇空港に着陸の際、航空自衛隊MU-2A型機(73-3222)が誤って滑走路に進入し、第1エンジンに接触し小破した。
 全日空機の乗員18名、乗客204名、計222名、自衛隊機の乗員4名ともに無事であった。
 1985年10月25日、事故調査委員会は報告書を公表した。報告書によると自衛隊機は離陸許可を受けていなかったが、機長が本来離陸許可を受けてから行うべき離陸前チェックリストを前倒しして行ったため、副操縦士は離陸許可を自分が聞き逃したと思いこみ、滑走路への移動を開始した。これを見た機長は、自分が知らない間に離陸許可が出ていると思いこみ、全日空機が着陸滑走中の滑走路に進入するに至った。


(C)2004 外山智士
他項目へのリンク(クライアントサイドイメージマップ)