事故詳細

(事故No,19751216ja)

 1975年12月16日、イギリス・ロンドン発アメリカ・アラスカ州アンカレッジ経由羽田行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)422便ボーイング747-246B(JA8122)がアンカレッジ空港を出発の際、誘導路から逸脱し積雪の土手を滑落、かく座し中破した。
 この事故で乗員乗客のうち、2名が重傷、9名が軽傷を負った。
 NTSBは、誘導路の氷結と強い強風のため機体の方向制御が不可能となったことを主な原因としたが、空港管理者が氷結を予測できたにもかかわらず、対策の遅れにより不十分な処置しかとらなかったこと、誘導路の状況について報告を受けていたにもかかわらず、機長が運航スケジュールを優先して判断を下したことを事故の誘因として指摘した。


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