1972年9月7日午後1時29分頃、韓国・ソウル発大阪行き日本航空(日本航空インターナショナルの前身)962便DC-8-62が、ソウルの金浦空港を離陸滑走中に、滑走路を逸脱し、機体を損傷した。
乗員9名、乗客101名、計110名は全員無事であった。
事故機は、ローリングテイクオフを行おうとして滑走路に進入直後に機首を右に振って滑走路を逸脱した。速度が低かったため機体損傷はパンクのみで大事には至らなかった。
管制官が事故機の離陸を急がせたため、事故機は高速で地上旋回しながら滑走路に進入し、方向維持への注意を欠いたまま離陸滑走に移行したものと見られている。本件の事故調査報告書は公式には公開されていない。
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著者名 | 書 名 | 出版社 | 刊行年 | 頁 数 |
柳田邦男 | 新潮文庫 | 1986年 | 437頁〜440頁 |