ビッカーズ・バイカウント

 ビッカーズ社(吸収合併され、ブリテッシュアエロスペース社)が開発した4発ターボフロップ機である。原形初飛行は1948年。ターボフロップエンジンを採用した旅客機はこのバイカウントが初めてであり、振動の多いレシプロ機に比べキャビンの快適性は格段に向上した。国内では「テーブルの上に煙草が立てられます」と宣伝されたことで有名である。総生産機数は438機であった。国内では1969年まで全日空が使用していた。全日空では、1961年7月の自社機の運航開始に先立ち、1960年8月にリース機を導入して運航していた。

スペック810型
全日空バイカウント
撮影:戸田保紀氏
1966年 羽田空港
全幅26.1m
全長28.6m
全高8.2m
最大離陸重量32880Kg
最大巡航速度580Km/h
航続距離2780Km
エンジン型式RR ダート 7-525
エンジン推力1990eshp×4
座席数68席

関連事件事故

〔国内(日本の航空事故総覧)〕

〔海外(世界の航空事故総覧)〕

バイカウント

(C)1999-2009 外山智士

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