原編成 第一・第二マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター
スコア・パート譜 原編成と同+ベース
解説 ヨハン·B.コックは1889年に生まれ、1954年に没したオランダの演奏家であり作曲家。もともとプロのヴァイオリン奏者であったが、後にギター・マンドリンを専門とするようになった。長らくメンゲルベルク指揮のアムステルダム·コンセルトヘボウ管弦楽団でマンドリンとギターを演奏していた。1919年から第二次世界大戦まで刊行されたヒルフェルスムのリスペート社発行のDe
Mandolinegids誌に参画、多くの作品を発表している。さらに、1926年から1930年にかけて、Barend van Zwieten社発行のマンドリン研究月刊誌Het
Ned Mandolin Orkestの編集に携わり、斯楽を啓蒙した。1930年には、ラジオ・マンドリンオーケストラを結成、ヒルフェルスムの放送局から150回以上放送された。彼は、マンドリン合奏やマンドリンオーケストラのために多くの作品を提供し、200曲を越える彼の作品が、オランダだけではなく、アメリカや日本でも演奏されている。わが国では「魅惑島」や「マンドリンオーケストラのためソナチネ」など数曲が演奏されるだけであるが、沢山多くの作品がある。第二次世界大戦中、ギターとマンドリンのための教則本を書いている。本曲は、1925年De
Mandolinegids誌から出版されたもので、いわゆるマンドリン讃歌と言うべき作品。
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