芸  能  
  筑紫舞  
  平成12年6月30日(金)夏越しの大祓いに、鈴鹿千代乃・野中久美子両人より昨年に引き続き筑紫舞「橘」並びに能管が奉納されました。
7月1日(土)の月並み祭には鈴鹿門弟の前田澄子・山本千穂・竹村由美子の3人による筑紫舞い「橘が奉納されました。
山本千穂は障害を持つ身ながら練習に励み、今日の奉納となりました。

日本古来より障害を持つ人は、福を授ける為に神に選ばれた人と崇められてきました。
不具が福となり、福なる神となります。
このことが七福神信仰の原点となるのですが、明治の初めの近代国家へと進むなか、
文化の切り捨てと共に、福祉も切り捨てられました。
国家の形成のなかで国の為にならない人達を切り捨てたのです。
今一度、福なる神を甦らせたく思います。
この度の山本千穂が、前田澄子、竹村由美子の健全者と同じ場で同じ目線で同じ舞いを奉納を頂いたことは大変素晴らしく思いました。
多くの福を授かったことと思います。
この日参拝成った崇敬者の心を打ったかは、計り知れないものと思います。

布忍大神もこの神賑わいの舞いに喜ばれたこと思います。
神戸神事芸能研究会の皆様本当に有り難う御座いました。
 
   
   
  前田澄子・山本千穂・竹村由美子  
     
  平成11年6月30日(水)夏越しの大祓い・7月1日(木)の月並み祭に、
鈴鹿千代乃・野中久美子両人より
筑紫舞「橘」「七夕」並びに能管が奉納されました。
 
   
   
  筑紫舞
さすらいの神事芸能集団−傀儡子(クグツ)−によって伝えられた芸能。現行日本舞踊にない独特の足づかい・手振り・跳躍などがある。
平安時代には、各地の宿駅に居て、芸を演じ独自の精神文化を持っていたことが記されている。 鈴鹿千代乃(神戸女子大学助教授) 
 
  平成11年6月30日(水)夏越しの大祓い・7月1日(木)の月並み祭に、
鈴鹿千代乃・野中久美子両人より
筑紫舞「橘」「七夕」並びに能管が奉納されました。 
舞人 鈴鹿千代乃  能管 野中久美子