'97 晩秋の北海道旅  
 
わたくしは夏,春,冬は何度も北海道へ行った事があるが
唯一秋に北海道へは行ったことがなかった.いや休みの日程上行くことが出来なかったのだ!
しかし 状況は刻々と変化した.96年から敦賀発の高速船が竣工.
(23:30敦賀発,翌日20:30小樽着:約21時間)
しかも今年はうまいことに10月に三連休があるではないか!
これは神様が北海道へ来なさいというお告げである.
これは 行かなくては行けません(桂 小枝調で読んで下さい)
と いうことで10月9日仕事は当然の事ながら手に着かず定時と同時に会社を脱出一路敦賀港へ.
ところが敦賀港へ着くと船の陰も形も港すら無い....目が点状態
しかし 遙か彼方に船があるではないか!..
敦賀新港に移動していたのである,まずは一安心.
船にXRを積み込む.
当然というかライダ−は4人.(秋に北海道へ行く馬鹿はそれほどいない)
たまたま名古屋から来ていたジェベル250のライダ−(山口君)と仲良くなり
船の旅を共にすることと相成った.23:30出航
私事ではあるが 10月10日私の誕生日.山口君が誕生日のお祝いをしてくれ,二人で飲み明かした.
船での一日は 映画を見たり風呂に入ったりであっとゆう間に船は小樽港に着岸.
山口君はこの寒さの中 キャンプをするつもりであったらしが 当然こんな時期に
キャンプするやつはマニア以外居るわけもなく(この年の北海道は初冠雪が例年よりも20日早かった)
今宵の小樽は氷雨混じりの雨.気温も日中で+4度の状態.
私は彼に 私の常連宿『ぽんぽん船』に誘った.断るわけもなく 一緒に行くことに.
夕食は いつものように小樽駅近くのはれるや食堂.ぽんぽん船に着くと
いつものように船長は暖かく迎えてくれた.この宿に来だして今年で6年目になる.
夜は宿のみんなと旅の話などをしたりして盛り上がった.
船長は気を効かしてくれて 誕生日だったので歌を歌ってくれた.
ちなみに 曲はオリジナルで"マーガレット"良い曲なのでぜひ,立ち寄った時はリクエストを!
朝は4:00に起き 宿泊者ほぼ全員で朝市へ行く.
三角市場等は観光客目当ての市場なので 地もてぃ−が行く鱗友市場へと向かう
(交通科学館の前 参考までに...)カニやお刺身をいっぱい買い込みコンビニでご飯を買い朝食にした.
豪華けんらんの朝食がなんと600円であった.みんなで行くと割安感が大
で本日の予定は 山口君は富良野へ 私はニセコへ......
で あったがあいにくの氷雨,まあ今日は移動だけで そんなに走らないのでゆっくりしよう!
宿はゆっくりと11:00に出発.
まずは真狩温泉へと向かう,ここは後方羊蹄山が真っ正面に見える露天風呂があり旅人ライダーとしては
超お薦めの温泉の一つ.但し超人気の為いつも満員状態である(特に女風呂).
天気は曇がちで羊蹄山に雲がかかっていたが 私が露天風呂にはいる頃には 頂上まできれいに見え
頂上付近の雪化粧まではっきり見えた.最高−−−−
最初にも話したが今年は例年以上に寒さが激しく ニセコの紅葉は1週間前に終わったそうだ.
まんの悪い.............
真狩温泉の後はワイス温泉に行き(ちょっと怪しい温泉だった)
今夜の宿『ニセコ旅物語』へ向かう.15:00頃とちょっと早めに到着したので
宿のメンバ−と一緒に昆布川温泉へ車で連れていってもらう事に.
今日はこれで3湯目.我ながらよー浸かるわ!
ゆっくり入って気持ちよかった.
帰り道 けっこうな雪が降ってきての感想 やっぱり車は楽ちん?
バイクで帰ることを何も考えてない私であった.
宿の夜食もすんげーボリュームがあっておいしかったよ.
夜は宿のオーナーと 旅仲間で夜3:00過ぎまで飲み明かした.(これぞ旅の醍醐味)
朝起きるとなんとあたりは白銀の世界!目が点状態
以前にも乗鞍高原で同じ様な光景が昔あった その時はバイクの上に10センチくらい雪が積もっていたが...
そこまでとは行かないが真っ白状態.
裏山のニセコアンヌプリスキー場は真っ白 行き交う車の上には雪が.....
でも しかし今日は小樽に戻るだけなのでゆっくりすることに.
オーナーが蘭越町で名駒サーモン祭りがあるというのでこれに参加.
氷雨の降る中であったが鮭の遡上を始めてみたり,ちゃんちゃん焼きの無料食べ放題や
鮭のみそ汁飲み放題と盛りだくさん.それに私は参加していないが 鮭のつかみ取り等ありで
すんげー面白かった.宿に帰りゆっくりしていると みんなが体育館へバトミントン?をすると言うことで
私も小樽に向けていよいよ出発!
走行中はずーと雪 途中ジェベルらしきバイクを見つけるがこんな寒い中走る馬鹿もいるにゃなあーと思い走る.
私も馬鹿でーーーす
中山峠はなんと吹雪き+10kmの渋滞.且つすり抜け中に測道の段差に引っかかり危うく車に当たるところであった,
危ない危ない.札幌に着くと雪もやみGSでガスを補給直行でWCへそして休憩室で30分以上暖まった.天国じゃ−
小樽へは19:00頃到着 ぽんぽん船へとなだれ込む.
宿に着くと そこにある筈のないジェベルが....
山口君は,ぽんぽん船にはまったみたいだ.やっぱ居心地の良い宿である.
それにさっきニセコで見たジェベルは山口君だった.お互いもしかして?と思ってたみたいだった.
夜はミーティングに少し参加させてもらい 23:30発のフェリーで旅立った.
今回のツーリングは日程こそ短かったが 都会での疲れを癒やし心の洗濯ができた
最高ーの旅となった.しかし 帰りのフェリーでは 超揺れ揺れで死んでいたが.....
みなさまも是非是非.  

日程:1997年10月9日〜13日
費用:約54,000円
 

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