Moon the angry!

2017/2/27更新ニューダンガンロンパV3感想
※二章以降はネタバレを含みますので別ページ表示とさせて頂いています。
現時点ではV3本編は攻略済みですが、感想とイラストは揃ってからあげていきたいと思います。

□一章感想

涙なしには語れない一章でした。

ただ、一章に重きがあるためか以降の展開が随分とお粗末なものに感じてしまったのが残念。
ダンガンロンパの伝統芸でもある一章で魅力のあるキャラを削ってくるパターンは今回も健在でしたね…
個人的に被害者も犯人も好きなタイプだったので、もっと活躍が見たかったですね。

□二章感想

(特にストーリー的な印象がないので気に入ってた斬美さんです)

二章は正直な所一章の出来が良すぎたせいか、かすんでしまって内容をよく覚えていなかったりします。
ただ、キャラ別に言わせてもらうと被害者も加害者も早期退場では味わいも出せずかなり勿体無いと思いました。
クリア後オマケの紅鮭団や育成計画をすると彼らに触れ合う機会はあり、どういう人物だったのかと
理解できるのですが、彼らが生きていれば絶対もっとストーリーに深みがあったであろう、なんて殊更に思いました。
ダンガンロンパシリーズはどうしても初期に魅力的なキャラが複数消える伝統があるのですが、
この二章ではそんな魅力すら見せる前に退場されてしまった、感が強かったです。とにかく勿体無いなぁ、と。

□三章感想

(刹那五月雨撃ちなメンツですがせめて明るい絵で(　・ω・))

三章は色んな意味でエキセントリックな展開でしたね、アンジーの宗教家的な側面はそんなに深く考えないほうが
プレイヤーとしては楽しめるかと思います、ブラックユーモアを理解できれば受け入れやすいのかなー。
正直な所三章の加害者も嫌いじゃないんですよね、殺意さえなければ知的な話し相手としては十分ありだなぁ、と
個人的に思ってました。話は面白いし思慮深いタイプってシリーズ通してなかなか見られないので。
被害者の方もやはり勿体無い感が強かったですね。
性格はともかく華のあるキャラがガンガン減っていくのはシリーズ通しての三章の宿命なのかもしれません…。
ラストはちょっともらい泣きしてしまったぜ…

□四章感想

(あえて小ネタにスポットを当てて描いてみました)

四章は正直な所、作りが甘い気がしました。電脳世界と聞いてクーロンズゲートみたいな世界が…！
と期待したらアレでしたから、なんというかロンパらしいカオスさが無い、非常にあっさり薄味。
謎解きも今までで一番簡単でしたしね。あとこの章まででモノクマーズ存在意味が不明なままで、
「放送もまともにしないしモノダムが何かするのかと思ったら何もしないしで、何のためにいるんだこいつら」
と上記のままの事を思っていたわけなのですが、まさかのモノタロウと入間の小ネタでちょっとウケてしまったので
今回はこんな絵です。
裁判時もあのまま進んでくれていればモノクマーズが味方展開もあるのか？！と少しワクワクしかけたのですが
そんな事はなかったぜ…ただ無駄に「何がしたかったんだよ君ら…」と思わせるだけで終わってしまった。
四章は被害者も加害者も可哀想で、散々振り回して利用して死なせた〇〇は生き残るわけですが、
正直な所四章終了時には「〇〇はやく死なないかな」と暗殺者さん並に思っていたりします…w

□五章感想

五章であるシーンではありませんが、この頃が懐かしかったなぁ的なイラスト

そろそろ佳境な五章ですが、ちょっといろいろきつかったですね。
春川さんが活躍してカワイイ！とは思ったのですが、百田もお気に入りキャラだったので
こいつら末永く爆発しろ！的な体勢になってしまって推理を楽しむだけの五章でした。
また、超展開に拍車がかかり現実ではありえないレベルのものが現実化していたためか、
この辺から何を見てもフーンそうなんだ程度の感想になってしまってた感じがありますね。

□六章感想

やり遂げたけど、なんというか残るものが少なすぎる気がした灰色感でした。

六章です、いわゆる本作ファンの半数(当社比)がアンチになってしまった問題の六章です。
個人的に残念なのは、v3はロンパ世界での現実時間が2や絶女の時期と
かけ離れてしまっている可能性が高いため、繋がりが絶望的なところですね…
ラストにヘタレメガネ辺りが突撃してきて、やっぱ違うんじゃないか！的な終わりだったらなぁと思います。

せめて新学期・新生と言って別物としているなら、その方向性を貫いてラストまで完全に関連性はないままで
終わらせていればここまで荒れてしまうこともなかったでしょうね。
シリーズファンには物足りない出来にはなってしまうかと思いますが…
あと個人的には、つむぎちゃんのコスプレのｼﾞｭﾝｺﾁｬﾝはもうちょっと何とかならなかったのか…と思いました。

今作は人気キャラとして目立てる女の子が本編で出てこなかったのが残念でしたね。
カワイイんじゃないか、と思った端からどんどん死んでいくので活躍の場がないんですよね。
結局僕個人としては赤松さんが一番かわいい人だったなぁ、としみじみ思いました。
男キャラの方はそこそこ愛されているキャラも居るようですが…

あ、いっそ声ネタ的に最原君に水をかけたら女の子に…！　あるあ…ね…いやあるわこれ…(ｺﾞｸﾘ

□まとめ感想
ゲームとしては普通に面白いですが、シリーズファンには残念な部分が多かった気がします。
ロンパシリーズとしては残念な言い方になりますが…シナリオに期待せずに遊ぶなら良作だと思いますよ！
ただ、個人的にはおまけ要素のミニゲーム各種の出来がよくファンサービスたっぷりで楽しめたので、
悪くはなかったかな、という所ですね。

その他・マップについてとか
あの広いマップは必要なのだろうか？とゲーム開始(体験版時)からずっと疑問に思っていました。
1並の広さなら良いのですけど、3は無駄に広くてカクレモノクマとかが配置されていたりして、歩きまわらなければいけない場面が多く、とにかく移動が煩わしい印象が強かったです。正直途中からはカクレモノクマはどうでも良くなってマップから飛びまくってました。研究教室もいっそ「研究棟」みたいなもの一つでまとめてもらうほうが良かったかな。

おまけ要素・才能育成計画についてとか
正直な話、1.2既プレイ者にとってキャラゲーとしては本編より面白い気がしてなりません…w
ゲームとしては人生ゲームを四分の一ぐらいに中身縮めてあっさり作られている感じなのですが、
パラレルなキャラ同士の絡みや黒幕やモノクマですらプレイヤーとして遊べるこのモードは非常に楽しいです。
正直1.2V3であったおまけモードをもっと強化したスピンオフパーティゲームでも出してくれたら
ホイホイ買ってしまいそうな感じがあるヨー。
あとは改めて過去作キャラ好きな自分を発見出来てしまいますね、ぶ、V3もV3でいいキャラ揃ってますけどね！