焼津魚市場の写真2



セリ場に運ばれてきた「冷凍かつお」、このカツオは、南方ガツオです。
赤道周辺を回遊しているカツオです。

東沖で漁獲されるカツオと違って、脂は少なく、あっさりしています。

1本釣りで漁獲されて、すぐ、生きたままの状態で冷凍されますので、鮮度バツグンです。
7kgの、成熟したカツオです。魚体にナイフを突き刺して、鮮度チェックをしています。

カツオは、鮮度が悪いと変色しやすいので、鮮度チェックが重要なのです。

みなさんベテランですので、これだけで「鮮度」「脂乗り」が分かるそうです。
頭の中では、みんな「いくらの値をつけようか?。」と考えているのでしょう。

ベテランの買い付け人、泊さんがカツオの腹をナイフで削って、鮮度判定しています。

身が赤すぎるのは、解けたとき黒くなる可能性がある。オレンジ色が一番よいのだそうです。

南方ガツオの漁場までは、約1週間かかります。
一度、漁に出ると、2ヶ月くらいは帰ってこないのだそうです。

冷凍カツオのセリが始まりました。

セリ場には緊張感が漂います。

ほんの、5分程度で、セリは終わりました。

今日は、高値でした。漁師さんは喜ぶでしょう。

お魚情報館
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