舞鶴魚市場紹介 


舞鶴港は、京都を代表する漁港であり、全国的にも有名な漁港です。
この漁港の市場は、京都府漁業協同組合連合会が開設しています。(普通は自治体が開設していますが、舞鶴は特別です。)
若狭湾周辺にある漁港に水揚げされた魚のほとんどが、舞鶴に集まってきます。
福井県の小浜や高浜、遠くは兵庫県の香住からも魚が送られてきます。
今回は、舞鶴の魚市場を、たっぷりと写真を入れてご紹介します。
なお、この日は「巻き網船」が入らなかったので、巻き網漁の魚の水揚げの写真が取れませんでした。残念でした。
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「ささがれい」のセリ風景です。

この日は、水揚げ量が多かったため、12時頃までセリがありました。

(セリは、9時半から始まります。)
「あじ」「さば」などの多獲性大衆魚は、「セリ」ではなく「入札」が行われます。

入札に参加する方達が、「ダンベ」に入った魚の状態を見ているところです。

このあと、用紙に値段を書いて入札するのです。
「しいら」です。

「まんりき」「かんぬき」などとも言います。

あまり美味しい魚ではありませんが、夏場の魚が少ないときに出回るので重宝します。

雑食性なので、ハラワタが非常に臭いのが特徴です。
標準和名「きだい」、文字どおり体色は黄橙色です。

通称「連子鯛」、普通「レンコ」と呼んでいます。

マダイの代替えに使われたりしますが、味はマダイより落ちます。

小浜の「小鯛笹漬け」は、この魚の稚魚を使います。
標準和名「がざみ」、別名「わたりがに」です。

まだ、生きています。

味噌や肩の肉など、けっこう食べ応えのあるカニです。

舞鶴や小浜には、この写真のような青い「わたりがに」が多いです。
今日は「ささがれい」が豊漁でした。

「ささがれい」は、干物にされると超高値になります。

京都では人気のある魚です。

標準和名「やなぎむしかれい」。

これによく似た、都では煮付け魚として人気の「水かれい」は
標準和名「むしかれい」です。
地元で「さんきゅう」と呼ばれている「フグ」です。
今が旬で、美味しいのだそうです。

しかし、都会の人間にとっては、「フグ」は怖い魚です。

先日、豆アジの中にこの「フグ」が混じっていて、クレームになりました。
小型の「あんこう」です。

「あんこう」は、型が大きくなると高くなります。

この程度の大きさは安くて儲かるので、魚屋さんには喜ばれるサイズです。
川又水産の作業場です。

京都生協向けに、魚箱に入れ替えしています。
(「立て替え」と言います。)

すべての魚を、11時までに「立て替え」なければならないのできびきびと無駄なく作業されています。
京都府漁連開発課の糸井さんが、京都生協向けの荷物(かもめ直行便)をェックしています。

この日は豊漁で、荷物が多いです。

後ろ姿は、お世話していただいている川又水産の社長の奥さんです。

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