京都中央市場の歴史

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この文章は、京都中央市場塩干仲卸・森商店の社長さんにお借りした「京都市中央卸売市場第一市場 開設50周年記念誌」を参考にして書いておりますことを、はじめにおことわりしておきます。
なお、青字の部分は、私自身の考え方を書いております。   (執筆途中で失礼します。)
1927年12月11日  京都市中央卸売市場開業
  1. 日本で最初にできた中央卸売市場である。
    • 3年後に高知、4年後に横浜と大阪、5年後に神戸、8年後に東京(築地)の市場ができている。
  2. 初代場長 大野勇
  3. セリ取引の採用
    • 既存の市場では相対取引が主で、袖の下(わいろ)をもらって値段を決めたり、相手によって売値を変えたりということが日常的に行われていたらしい。
    • セリ取引の採用は、不公正なやり方を排除し、公開・統一価格での売買を行うことを可能にした
    • セリ方には「セリ上げ」と「セリ下げ」があるが、京都では「セリ上げ」を採用している。
  4. 卸売人(今で言うところの「荷受会社」)
    • 鮮魚部    京都生魚株式会社
    • 塩干魚部   京都塩干魚株式会社・・・・塩干の専門荷受があった。京都の独自性を表している。
    • 青果部    京都青果株式会社
    • 川魚部    京都淡水魚株式会社・・・・・当時は、淡水魚専門の荷受があった。これは、琵琶湖を隣に控えて、川魚の入荷・需要が多かったことを示していると思う。1934年に解散、川魚は京都生魚(株)が取扱。
  5. 仲買人(現在の「仲卸業者」)
    • セリ取引に参加して、卸売人が集荷した品物の価格を評価すること。
    • その品物を、買い出し人に分荷すること。
    • 現在(2000年7月の執筆時点)では、この2つの機能に?がつけられている。京都市場では、ずっとセリが行われているが、築地では行われていなかった。市場法の改正で、築地でも2000年7月からセリが再開されたようだが、実態としてはうまくいっていないようだ。果たして、セリに付随する「評価」と「分荷」の機能は、今後、どうなっていくのだろうか。
    • (2002年2月追加執筆)市場法の改正で、京都では青物のセリが無くなったようだ。?????
  6. 中央市場開設の成果

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