エリの中は外来魚でいっぱい

これは、滋賀県議会議員・森しげきさん(共産党)が出している「県政レポート」に書かれてあったものを参照して、私がfishmlに投稿したものです。  (2001年4月29日・記)                  
滋賀県議会の琵琶湖環境農政水産常任委員会のメンバーが、守山漁協と朽木漁協の視察に行きました。
その報告のひとつですが・・・・・・

守山漁協(琵琶湖大橋の東岸にある)のエリ一統の漁果
・ほんもろこ         0.2kg
・大あゆ           0.8kg
・小あゆ           0.6kg
・すごもろこ         0.1kg
・雑魚(コエビ他)      0.2kg
・ひわら(ふな)       1.9kg
・バス、ギルなど       60.0kg 

実に、水揚げ量の94%が外来魚です。お金になるモロコ、あゆなどは、あわせても4kgにもなりません。

また、朽木漁協では、たくさんのカワウが飛来し、川の魚を食べるそうです。
イワナやアマゴも、遊漁者がくる直前に、魚をまくのだそうです。

視察に行かれた議員さん(森しげきさん)の感想文を載せておきます。

「守山漁協では、エリからあがった、まるまると太ったブラックバスの腹を割いて、中を見せてもらった。
10センチを優に越えるブルーギルが2匹もでてきた。
かって、ブラックバスを水槽で飼っている人から、水槽に金魚を入れたら、一瞬のうちに飲み込まれたのを見せてもらったことがある。あまりの早さに、飲み込んだとは信じられなかったことを思い出した。
守山漁協もカワウの被害を受けている。カワウは、朝の4時半すぎにはエリの中に入って魚を取る。
漁師は、カワウより早く起きて、午前3時過ぎからエリの魚をあげる。
その成果が、ブラックバスやブルーギルなのだ。」        以上です。


数年前、私がエリを見に行ったときは、こんなにひどくは無かったです。
守山漁協にも行きましたけど、94%が外来魚と言うようなことはありませんでしたから、琵琶湖は、大変な状態になっているのがよくわかります。

あ、うちの前の池でも、ブラックバスが泳いでるのが見えますよ。
お魚情報館
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Copyright(C) Apr.29,2001 by Toshio Yabe. All rights reserved